千葉県の私立高校は、学校によって試験の出題傾向や推薦基準が異なりますが、一部の高校を除くとほとんどが同じようなシステムになっています。
入試パターンは大きく分けて次の3つ。
①単願推薦
②併願推薦
③一般入試
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
①単願推薦 第一志望の推薦入試で、合格したら必ず入学するという確約付きの入試区分です。 私立高校受験のなかではもっとも合格しやすい単願推薦ですが、各高校が定めている「内申基準」を満たさないと推薦がもらえません。
内申基準は高校や学科などによって異なり、たとえば中学3年次の通知表の合計が「5教科で20以上」や「9教科で36以上」のような評定の基準と、「3年次の欠席日数10日以内」「3年間の欠席が30日以内」などの欠席日数等の基準があります。
一部の例外を除くと、単願推薦がもらえればほぼ合格が見込めます。
②併願推薦
第二志望以下の推薦入試です。多くの場合、公立高校の「すべり止め」として受験します。
単願推薦と同様、各学校が設定している推薦基準をクリアする必要がありますが、その基準は単願推薦よりも少し厳しめになります。たとえば、単願だと「5科20以上」のところが、併願だと「5科21以上」といった具合です。
こちらも一部の例外を除けば、併願推薦がもらえればほぼ合格が見込めます。
③一般入試
本番の学力テスト勝負の入試です。 各高校が設定している内申基準を満たせなかった場合や、最初から内申基準を設けていない難関高校を受験する場合には、この一般入試を受けることになります。
一般入試には推薦入試のときのような合格の確約はありませんが、第一志望であれば合格しやすい「単願」の受験区分を設けている高校もあります。
まとめ ★私立高校が本命なら「単願推薦」 ★公立高校が本命なら「併願推薦」 ★推薦基準が満たせなかったら「一般入試」 ★推薦制度がない難関高校も「一般入試」
私立を第一志望にする人も、公立高校を第一志望にする人も、必ず私立高校を受験することになります。 私立高校入試においては、中学校3年生の通知表がとにかく重要です。定期テストの得点、提出物、授業態度等。。。は、私立高校の合格に直結することを強く意識しておきましょう!